こりによる首の痛み

首の痛みの原因の中で、最も考えられるのが首のこりからくる痛みです。パソコンを用いた長時間のデスクワークを行っている事務職の女性の多くが、首のこりが原因の痛みに悩まされている事でしょう。首がこると、首の痛みだけでなく頭痛やめまいなどの症状も出る事があるので、首がこっていると感じたら、なるべく早目に対策を立てなければなりません。

さて、そもそも「首がこる」とはどのような状態かというと、筋肉が緊張して血行が悪くなった状態の事を言います。首の後ろの部分には、首の複雑な動きに対応するために小さいながらも複数の筋肉があります。そしてその筋肉は肩の筋肉に繋がっています。これらの筋肉は、腹筋や太ももの筋肉などと違い小さいので、痛めやすい筋肉と言われています。

筋肉痛が数日経てば回復するのと同じで、首の筋肉のこりも大抵は時間が経つと回復します。また、首のストレッチやマッサージなどを行えば緊張がほぐれ、回復も早まります。しかし、悪い姿勢のまま長い期間作業をしていると、慢性的な痛みの原因になります。長い期間、痛みの刺激を受け続けると、いざ対策を取っても脳から交感神経への伝達がうまくいかず、脳が痛み物質を出し続けてしまうのです。こうなると、なかなか首の痛みから解放されないので厄介です。

このような状態にならない為にも、首のこりを感じたら直ぐに対策を立てなければなりません。痛みが慢性的にならないうちに筋肉の緊張を解消させて、首のこりをリセットしてあげるのです。

首には大切な器官がたくさん詰まっています。首を痛めると身体に様々な不調が現れます。そうならないためにも、首の痛みの原因を知り、しっかりと対策を立てる事が重要です。