首のこりをほぐすアイテム

首の痛みの原因に首のこりが挙げられますが、この首のこりをほぐすことの出来るチップが存在します。

人の体は、末梢神経からの疲れのシグナルが脊髄に伝わる事によってコリや疲れを感じます。そして、脊髄に伝わるまでの神経には太い神経と細い神経があり、太い神経はもむ・さする・なでるなどの肌に対する物理的刺激を脊髄に伝え、細い神経は肩や首のこりなど、体の内部から来る刺激を脊髄に伝えると言われています。太い神経と細い神経は、太い神経の方が太いだけあって神経の伝達が早いです。

細い神経を伝わるシグナルと太い神経を伝わるシグナル、この両方が同時にシグナルを脊髄に送った場合、先に届いた方のシグナルが優先的に脊髄に伝わり、もう一方の神経の信号を遮断します。この特徴をゲートコントロール説というそうです。

首のこりを感じた場合、自分で首をもんだり、誰かに首をもんでもらいます。もちろん、もむと血行がよくなって楽になるという事はあるのですが、痛みが和らぐのはむしろ、もんだりさすったりする事によってコリによる痛みが遮断されるからだと言われています。

しかし、もむば首のこりが楽になると言っても、ずっと揉み続ける事はできませんよね。そこで開発されたのが、こりほぐしチップです。日本体育大学の山本郁栄教授が開発したこのチップは、先に説明したゲートコントロール説を元にして作られたチップで、チップに付いた樹脂製の突起が肌を刺激し、その刺激が太い神経を伝わり脊髄に届き、こりの痛みを遮断するという仕組みです。

つまり、もんだり指圧したりするのと同じ効果がチップを貼るだけで得られるのです。このこりほぐしチップ、もう既に市販されていて、商品名をピーフリーと言います。ネット通販で簡単に手に入りますので、一度試してみると良いかもしれません。