首の痛みとストレス
様々な体調不良を引き起こすことが知られているストレス。首の痛みも、ストレスが原因で起きていることがあるそうです。しつこい首コリに悩まされている方は、運動不足やデスクワーク、冷え性等に加え、ストレスの影響も疑ってみましょう。
ストレスを受けると交感神経が優位になり、筋肉を収縮させる方向に働きます。すると、重い頭を支える為に頑張っている首や肩の筋肉は疲労物質を流せなくなり、疲労が溜まって筋肉が硬直し、こってしまいます。
ストレスが一時的なものであれば良いのですが、連日ストレスに苛まれる状態が続くと、当然首のコリは慢性化することになります。首コリは余り自覚症状のない人もいるようですが、「首がガチガチに固まって、重くて痛くて・・・」という人も多く、つらいものです。
しかも痛みの発生を繰り返していると、脳が痛みに敏感になり、「ストレスを感じると即痛む」という状態になってしまいます。心とストレス、そして痛みの関係は、密接かつ複雑です。
ストレスにより引き起こされるうつ病でも、その症状のひとつとして、重度の首コリ、肩コリがあると言われています。患者さんによっては、かなりひどい痛みに見舞われることもあるそうです。
一方、首のコリが原因でうつ病が起きることも確かめられています。たくさんの筋肉や神経が集中する首がこってしまうと、自律神経が乱れてうつ病を引き起こすことがあるのです。このタイプのうつ病は、近年特に増えているそうです。