首の痛みと病院
首の痛みには様々な原因が考えられる為、病院を受診する際も「何科の病院にかかれば良いのだろう?」と迷う方が多いようです。痛みの原因について自分で察しがつく場合もありますが、「う〜ん、何だかよく分からない・・・」と悩むケースも多々ありますよね。
一般的に、首の痛みは筋肉や骨の問題、あるいは唾液腺等の組織の腫れからくることが多いと考えられています。従って何科に行くか迷う時は、まず整形外科や内科にかかるのが良いでしょう。場合によっては、そこで他の科での診療を勧められることもありますので、総合病院など多くの診療科がある病院が便利です。
首の痛みの原因として他に考えられるのは、神経痛や良性腫瘍、うつ病などがあります。首と後頭部に痛みが出るものは後頭神経痛や解離性動脈瘤の可能性もあり、この場合神経内科や脳神経外科が担当科になります。
また、首に出来るアテロームや血管腫などの良性の腫瘍は、整形外科や皮膚科、形成外科、腫瘍科などで診断・治療してもらえます。こうしたできものは痛みが激しかったり、大きく成長して生活上の支障になったりする場合は、病院での手術が必要になることもあります。
うつ病など、精神的なものが原因で首が痛んでいる場合は、精神科や心療内科が適当です。一般的なイメージでは、首の痛みと精神科はなかなか結びつかないものですが、原因不明の痛みにはストレスが関わっていることがあります。なかにはこうした精神面を扱う診療科への相談で、大幅に軽快するケースもあるそうです。